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【趣味と言いたい放題のコーナー】27年前の名作・ドラえもん「のび太のパラレル西遊記」の凄さを語る

私は大のドラえもん好きだ。

 

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深夜のアメ◯ークに出ている「ドラえもん芸人」や秘密道具をなん百種類も知っているようなマニアには知識は到底及ばないが、

とにかく生まれた時から、それこそ人の何十倍も「ドラえもん」を観てきた。

映画のセリフならほぼ言えないところはないほど頭に入っているし、口に出して歌ったことのない映画のエンディングソングもおそらく通しで歌うことができる。

 

藤子不二雄さんが亡くなってから、「ドラえもん」は「ドラえもんらしさ」を失い、テレビ朝日のための商用キャラクターとなってしまった。(声優が変わったことはきっかけではない)

それは仕方ないことだ。悲しいけれど、大人の世界にはお金になるならなんでもする人がいるし、それだけ愛されている証拠でもある。

おそらく今の「ドラえもん」を作っている人だって、そんなことは気にもかけていないんだと思うので、仕方がないことだ、受け入れるしかない。

 

ウェ◯パーを作っていた会社のCMではないが 、”真実は今のドラえもんの中にある”のだろう。

 

 

さて、そんな私が、今回は27年前の普及の名作・映画のび太のパラレル西遊記」の凄さをお伝えしたい。

ドラえもんはただのアニメではなく、観ている人すべてに疑問を投げかけ、答えを探そうとさせる日本の邦画のように、子供向けアニメの枠にとどまらない普及の名作だ。

 

 

パラレル西遊記は、ひょんなことから「西遊記」ゲームの中の悪者妖怪たちが現実世界に飛び出し、歴史を変えることから始まる。

タイムマシンで戦国時代に行き、その時代にゲーム機の悪者妖怪が飛び出した、というところがまず子供向けアニメの設定として素晴らしい。

この時代の人間なら、言うあれば「赤子の手をひねる」ようなもの。妖怪たちはすぐに人間世界を支配し、何も知らないのび太たちがタイムマシンで現実世界に戻ると、いきなり妖怪主体の世界に変貌している。

つまり、パラレルワールドになってしまっているわけだ。

 

物語の中には、実在する人物である三蔵法師などが登場し、幼い子供でも容易にリアルな歴史を学ぶことができる。

途中三蔵法師の修行の様子などが映し出され、物心のついた子供であれば、修行をする歴史上の坊さんがどのような立場なのか、なぜ修行をしているのかが勉強することなく頭に入ってくる。

 

この映画で面白いのは、何度もタイムマシンによって過去に行くことで時系列がコロコロと変わるところだ。

時空の関係でズレが生じ、実際にのび太たちがリンレイという少年に会う前に、過去ののび太がうっかり会ってしまうなど、言葉で言えばややこしいが目で見るととてもわかりやすく面白い。

もっともドラえもんらしい場面の一つだ。

 

また、もっともこの映画で秀逸なのが、牛魔王に捕らえられたのび太たちを助けに現れたドラミちゃんが現れるシーンの三蔵法師のこの言葉だ。

三蔵法師は歴史上、天竺(インド)へ経典をもらいにいく中で様々な修行を行うが、

丸いマシンの周りにあしらわれたライトを見て思わず

「観世音菩薩様…!」

とつぶやく。

まさにこの時、三蔵法師は目の前に本当に仏様があわられたと思ったのだ。

 

これめっちゃ深くない?

 

子供向けアニメだよ?

めっちゃ深くない?

 

そして最後は、牛魔王をなんとか退治し、妖怪の城が噴火して崩壊するのだが

親玉の死で妖力を失った羅刹女は、自分の子供の目の前で溶岩の中に落ちていく。

牛魔王は胸を如意棒で突かれ、洞窟の壁に貼り付けられたままマグマに飲まれていく。

 

この容赦ないところがまさに「ドラえもん」の真髄だと思う。

 

エンディングでは、親を裏切った気持ちと親を亡くした気持ち、良心に従った自分を責めてひっそりと泣く小さな少年を、一度は裏切られた三蔵法師が暖かく抱きしめるのだ。

この場面は何度見ても涙が出る。

 

そして、三蔵法師は、妖怪である自分の仲間を捨てて人間を守ったリンレイの面倒をみると申し出て、修行のお供として連れていくのだ。

 

 

ここからは完全な私の予想だが、きっとリンレイはのちの西遊記孫悟空のモデルになる・・・と含みを持たせているのではないかと思う。

(ファンの欲目ww)

 

とまぁ、そんなこんなで、この数カ所の場面だけでも非常に深く巧妙に作られている物語だから、全編を通してみるともっと素晴らしいと感じてもらえるだろう。

 

 

最近は、リアクションやボケとツッコミなど、一発屋の若手漫才師かと思うような場面が出てくるアニメも多い。

しかし、宮崎アニメやディズニーのように、物語の中にいくつものメッセージやキャラクターたちの思いが詰まっていて、何度も何度も観たくなるのが「ドラえもん」の映画の本当の姿だと私は思っている。

 

たとえ作者がそう思っていなくても!(笑)

 

 

今までアニメなんてジブリだけで十分!と思っていた人も、そうでない人も、つまりはドラえもんの映画をみんなに観て欲しい。

考え方や生き方、人生までもがちょこっと変わるような、気持ちを震わせるストーリーが詰まっているよ!